特集

特集1. ユニセフ「イノチェンティレポートカード14」日本語版 リリース

日本ユニセフ協会は、2017年7月20日、ユニセフ(国連児童基金)イノチェンティ研究所が発表した『レポートカード14  未来を築く:先進国の子どもたちと持続可能な開発目標(SDGs)』の日本語版を発表しました。これは、国連で2015年に採択されたSDGsのうち、子どもに関連が深いと考えられる目標に焦点をあて、先進国の子どもたちの状況を分析、順位付けした初めての報告書です。

 

日本語版巻頭では、データの提供で協力した、阿部 彩 首都大学東京教授(子ども・若者貧困研究センター長)による、日本の子どもに関する解説を掲載しています。

 

日本では、健康、教育の分野では比較的良い結果(それぞれ40カ国中8位と41カ国中10位)が見られたものの、格差の面では 32位(41カ国中、つまり格差が大きい方から10番目)決して喜べる順位ではありませんでした。

 

また、他の先進国に比べ、若者の自殺率の高さ(若者(15-19歳)の自殺率は26位(37カ国中)や環境問題に関する認識の低さといった問題も浮き彫りになりました。

 

阿部教授は、「順位に一喜一憂することはない」としつつも、日本語で「通信簿」を意味する本報告書=「レポートカード」において「日本の子どもが決してよい“成績”とはいえない指標が多数存在すること、特に底辺に属する子どもたちの状況が厳しいことがわかりました」と述べています。

 

そして、環境問題の認識等に関しては、「日本の子どもたちが、国内や世界で自分とは異なる環境におかれている子どもたちへの関心と共感をもつこと」の重要性も指摘しています。

 

 

ユニセフ『レポートカード14 未来を築く:先進国の子どもたちと持続可能な開発目標(SDGs)』

日本語版は こちらから どうぞ。

特集2. ユニセフ「イノチェンティレポートカード14」

ユニセフ(国連児童基金)は 2017年6月16日(金)、最新版「レポートカード14未来を築く:先進国の子どもたちと持続可能可能な開発目標(SDGs)』を発表しました。

2015年 国連で採択されたSDGsのうち、子どもに最も関連が深いと考えられる10の目標に焦点をあて、先進国の子どもたちの状況を比較、分析した初めての報告書です。

 

報告書によれば、先進国では、子どもの5人にひとりが相対的貧困状態にある、平均で8人にひとりが食料の確保が不安定な状況にあることがわかりました。

 

『レポートカード14』に日本についてのデータを提供した、首都大学東京の阿部彩教授は、「順位に一喜一憂することはない」としつつも、「日本については、特に底辺に属する子どもたちの状況が厳しいことがわかりました。また、今回成績がよかった栄養等の分野についても、若干異なる指標によれば成績が低いのではと懸念される分野もあります」と述べています。

・日本についての結果の一部(『レポートカード14』より):

  • 健康、教育の分野では比較的良い結果(それぞれ40カ国中8位と41カ国中10位)だったが、子どもの貧困では23位(37カ国中)、格差では32位(41カ国中、つまり格差が大きい方から10番目)
  • 社会移転による子どもの貧困率の削減幅は31 位(37カ国中)
  • 教育については、基礎的習熟度に達する子どもの割合では2位(38カ国中)だった一方で、社会経済階層による学力格差を示す指標では26位(39カ国中)
  • 若者(15-19歳)の自殺率は26位(37カ国中)

 

 

・『イノチェンティ レポートカード14 未来を築く:先進国の子どもたちと持続可能な開発目標(SDGs)』(英語版)

"Report Card14 Building the Future: Children and the Sustainable Devolopment Goals in Rich Countries"

英語PDF版 はこちら

  


特集3. 自治体による「子どもの貧困調査」方法論

 

『子どもの実態調査』ノウハウをお伝えいたします!

 

政府により平成28年8月29日に閣議決定された「子供の貧困対策に関する大綱」において、「子供の貧困の実態等を把握・分析するための調査研究」に取り組むこととなりました。

 

2016年には、内閣府が「地域子供の未来応援交付金」を創設し、子どもの貧困対策計画策定にかかる費用の4分の3(条件225万円)を補助します。これを受けて、多くの自治体では、子どもの貧困の実態調査を行う予定となっております。

 

これから実態調査を行おうと検討していらっしゃる自治体、研究者、NPOなどの皆様のお役にたてるよう、「首都大学東京 子ども・若者貧困研究センター」が蓄積している子どもの貧困実態調査のノウハウをお伝えいたします。

 

 詳しい調査結果内容は、下記リンクより ご覧ください。

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自治体による子どもの貧困調査ノウハウ.pdf
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