3.スティグリッツ報告書/幸福度指標

 非金銭的指標への関心の高まりをお墨付きとしたのが、2008年にフランスのサルコジ大統領によって設立された「経済パフォーマンスと社会プログレスの測定に関する委員会」でしょう。

 この委員会は、ジョセフ・スティグリッツ教授、アマルティア・セン教授、ジェームス・ヘックマン教授などのノーベル経済学賞受賞者を始めとするメンバーで構成され、フランスのみでなく世界的にも大きな影響力を持っています。本委員会は、国の発展を測る指標として、1人あたりGDPを唯一の指標とすることに疑義を掲げ、それを代替、または補完する指標の開発を提言することを目的としています。その提案は「スティグリッツ報告書」と呼ばれる報告書にまとめられ、その項目は12に渡りますが、中でも、一次元のデータから、多次元のデータを用いるべきということが、キー・メッセージの一つとして提示されています。指標として考えるべき次元には、健康、教育、他者との社会的つながり、政治的発言力、個人の社会活動(ボランティア活動など)、主観的生活満足度などがあります。

 

 「スティグリッツ報告書」と近年 国内外で注目を集めている「幸福度調査」については、下記をご覧下さい。


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スティグリッツ報告書 (2009)
2008年 ニコラス・サルコジ フランス大統領の要請により立ち上げられた「経済パフォーマンスと社会プログレスの測定に関する委員会」の報告書について
スティグリッツ報告書.pdf
PDFファイル 168.0 KB
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幸福度指標
内閣府幸福度研究会が発表した幸福度指標(試案)体系図 (Takahashi 2013)
幸福度指標.pdf
PDFファイル 221.0 KB

 

 

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